帰一庵 国文化財に
2024/07/23
2024年7月21日 中日新聞掲載
旧鈴木家住宅の弓道場は、弓道の「日置流印西派」の嫡伝20世を相伝した第22代当主の鈴木浩平(1883〜1949年)が設計図を描いたとされます。
矢場と的場はいずれも木造平屋建てで、1931年に建築。矢場は玄関から弓を射る射場、審判席、控え席まで仕切りとなるものがなく、弓道の伝統的な様式に沿った配置となっている。太い桁が目を引く的場は簡素ながらも力強いつくりで、柱や梁には古材や転用材の使用もみられます。
今ではこの的場は帰一庵と名付けられ、地元の住民の憩いの場として利用していただいています。
この度の答申は非常にうれしく感じております。
ありがとうございました。