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    叢雲と弁慶

    2024/06/01
            管理部 村上真悠
            管理部 村上真悠
     木々の緑の深まりとともに、梅雨入りが気がかりになる頃ですが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。管理部の村上真悠です。最近、私は湖西市内の現場事務所内で、湖西市消防防災センター建築工事のための図面を作成しております。入社して初めてとなる現場事務所内での業務、初めて使用する図面描画ツールの運用に日々格闘しつつも大変刺激に満ちた日々を過ごしています。
     現場事務所は木々や河川に囲まれ浜名湖も近いので、休憩時間中は時折近隣を散歩して気分転換をしています。散歩をしていると、地面をちょろちょろと歩き回るある生き物の姿をよく見かけます。それはカニです。水辺が近いせいか、用水路や川、畑のような場所で案外簡単に見つけることができます。カニは雨上がりの曇った日に特に多く見られ、気温が高く日差しの強い日は湿った物陰でじっと身を潜めて過ごしているようです。体長は5-10cm程度、黒っぽい個体やハサミの部分だけが赤い個体が殆どで、クロベンケイガニかアカテガニであると思われます。
     カニは警戒心が強く臆病なようで、こちらの気配に気づくと慌てた様子で物陰に隠れるか地面に掘った巣穴に素早く隠れてしまいます。それを見て、私は「カニは甲羅に似せて穴を掘る」というカニにまつわる格言を思い出しました。この格言は、人は自分の身の丈に合った行動や言動をするという意味です。ここで言う「穴」とは、人間で言うところの器量、人格、実力といった「器(うつわ)」のことと考えられます。懐の深さとも呼べるかもしれません。掘った穴が自分の身体より小さいとカニは穴に逃げ込めず天敵に食べられてしまうし、また窮屈さがストレスになるかもしれません。おそらく人間にも同じことが言え、身の丈に合わない振る舞いや言動は時にトラブルとなり自身に降りかかることでしょう。常に身の丈に合った言動をしなくてはいけないというわけではありませんが自分の身の丈、人としての器の大きさはどのくらいのものかを把握しておく必要があると思います。とはいえ、何事も経験しないと自分の力量を把握できません。そのため、まずはどんなことでもとりあえず取り掛かってみることが最も大切だと考えました。これから色んなことをやっていくうちに自身の行動や言葉遣いの傾向を探り、知っていくことで少しずつ自身の器を大きくしていけば良いのだと思いました。
     ここまで長くなりましたが、ご覧いただきありがとうございました。時候不順の折でございますので
    体調を崩されませぬよう、ご自愛専一にお過ごしください。

       令和6年6月1日
                                       管理部 村上真悠
        ハナショウブ
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         湖西連邦
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       水路のアカテガニ
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