平凡で有意義な日々
2023/09/01
管理部 鈴木美幸
8月が終わり、気づけばもう9月。6月に令和5年も、もう半分が経ってしまったのかと思いましたが、今は令和5年度も、もうすぐ半分終わってしまうのかと思っています。月日の流れを感じる度、「光陰矢のごとし、か」としみじみとしてしまうこともあります。
さて、私は入社して3年目ですが初めて社員ブログというものを書いています。何を書こうかなと先輩方のブログを遡っていきました。当たり前の話ですが、皆さんそれぞれ、言葉の選び方も文章のリズムも違います。お話することはありますが、なかなか文章を読むタイミングはなかったのでとても興味深かったです。文章を書くことを「言葉を“紡ぐ”」と表現することがあります。なぜ“紡ぐ“というのだろうか、紡ぐとはどういう意味なのだろうかとふと疑問に思い、調べてみることにしました。
紡ぐには〈綿や繭(まゆ)を錘(つむ)にかけて繊維を引き出し、縒(よ)りをかけて糸にする〉という意味と〈(比喩的に)言葉をつなげて文章をつくる〉という意味があり、紡という漢字には〈より糸と両方に突き出た柄のあるすきの象形から成り、糸を並べていくという意味を持つ会意兼声形文字〉だそうです。(意味:goo辞典,成り立ち:OK辞典より)
紡ぐの意味を何も知らなかった訳ではないので、新しく知ったという達成感のようなものはありません。しかし、調べる前より少しだけ心地よい感覚があるのも確かです。温故知新とは異なりますが、知っていることを改めて調べてみるというのも興味深いものです。私にはいつもは気にならないことが気になるタイミングがあります。その好奇心に従い、こうして言葉の意味を調べてみると、その言葉は私の出会った事のない意味を持っていたり、知っていると思っていただけで実は全然違う意味だったりすることもあります。漢字の成り立ちにも手を出してみると「なぜ今はその意味になっているんだ」と思うものもあります。気になったことを連鎖的に調べているといつの間にか時間が経ってしまいます。直近で役立ったり、明確に役立つ未来があったりするわけではないことを調べるのはある意味無駄なのかもしれません。それでもその時間、そこで得たものは私の中で有意義なものです。最近は必要な無駄もあるものかもしれないと思っています。皆様はどう思われますでしょうか。
まだまだ暑い日が続きそうですが、暦的にはもうこの暑さを残暑と呼ぶそうです。残暑と呼ぶに暑すぎやしないだろうかと思ったりもしますが、夕方以降に涼しい風を感じると夏の終わりを感じたりもします。季節の移り変わりを感じながら、日々を楽しく過ごして行こうと思います。忙しい日々でも一歩立ち止まって空を見上げてみるのもよいかもしれませんね。新型コロナが5類になり数ヶ月、再び流行し始めているようです。少しずつインフルエンザの時期も近づいてきます。季節の変わり目は体調を崩しやすい時期でもありますのでどうぞご自愛ください。最後までお読みいただきありがとうございました。
令和5年9月1日
管理部 鈴木美幸
定期的に見つめてます
8月末の夏の空
いつもの道で少し立ち止まって