「自然災害」
2023/07/01
管理部主任 福井秀和
梅雨に入り、湿度が高く蒸し暑い日が続く様になり体調を崩される方もいらっしゃるかと思いますが、いかがお過ごしでしょうか。
6月初めの豪雨により静岡県西部地区、愛知県で河川の氾濫や、道路の冠水、土砂崩れ等が発生しお亡くなりになられた方、未だに土砂崩れによる生活道路の通行止めにより生活に不便を強いられておられる方がいます。
私が、今携わっている天竜区龍山町のトンネル照明LED化工事現場付近の国道152号線では、土砂崩れがあり通行止めとなり、通行車両は対岸道路での迂回を余儀なくされています。一日でも早く通行できるようにまだまだ続く雨と暑さの中、浜松市・工事業者が復旧作業を行っていますが、二次災害が起きないよう慎重に進める必要があります。
近年全国的に台風以外で短時間に集中して降る豪雨による水害や土砂崩れによる道路の寸断が頻繁に起こるようになっています。
私たち松川電気は浜松市及び静岡県より雨量計・河川水位計などの観測設備や道路情報表示板設備の機器更新、設置工事を受注し毎年工事を行っています。以前は大雨になっても特に気にすることも有りませんでしたが、工事に携わるようになってからは天気予報の大雨情報が発表されると気にするようになりました。静岡県が運営している「サイポスレーダー」というサイトをご存じでしょうか。
静岡県内の河川の水位動向やライブカメラによる映像、各観測点での雨量情報、雨雲レーダーによる降雨情報などが提供されておりパソコンや携帯電話で確認できるようになっています。また、近年頻繁に緊急避難情報等が発信されるのを耳にしていると思いますが、この観測情報を元に発信されています。私も工事に携わるようになってからサイトの存在を知りました。
今、公的機関の情報のみならず、気象情報アプリなど情報を入手する方法が沢山あります。「自分の住んでいる地域では災害が起こった事が今まで無いから大丈夫」と思わずに、そうした情報を活用し早めの避難行動を取ることが大切です。近年の異常気象による災害は自然が相手のため無くす事は出来ませんが、以前に比べて気象予測技術の向上により、気象情報が発表され早期避難等の対応をすることが出来るようになりました。
自分達が防災のための観測、情報提供設備の設置・維持に携わることにより多くの人達の安心、安全につながっていることを誇りに思いつつ、これからも高品質の工事を提供して行きます。
私たちは年に数回、浜松駅前にて震災や災害に遭われた方々・子供達への義援金の募金活動を行っております。毎回多くの方からのご協力と「頑張って下さい。」との温かいお言葉をかけて頂き感謝の気持ちで一杯です。これからも社会のお役に立てるよう活動をしていきますので町で見かけたらご協力をお願いします。
令和5年7月1日
管理部主任 福井秀和
サイポスレーダー
河川監視カメラ
街頭募金活動
サイポスレーダー
水位一覧表