第31回松川電氣(株)安全大会によせて
2023/06/21

第31回安全大会
本日は第31回松川電氣株式会社安全大会にお越しいただき誠にありがとうございます。
また、日頃は弊社安全活動に大変ご理解とご協力をいただきまして感謝申し上げます。
さて、本日は年に一度の全員参加での安全に対しての取り組みです。わが国では七月の第一週を全国安全週間としています。その前の一ヶ月、すなわち六月を安全週間準備月間としています。
他の行事にはみられない例が安全週間に限ってあるわけですが、これは安全は計画や準備がとても大切だからにほかなりません。
日本では、昔から「ころばぬ先の杖」ということわざがあります。
ころばないうちに、あらかじめ杖を用意しておくこと、何でも用心して準備を怠ってはならない
ことの戒めです。ころんでから杖を持ってきても遅いわけです。
これに類することわざはたくさんあります。
「用心はして悔やめ」「用心に怪我はなし」「用心に城亡びず」などです。
イギリスでは「今日の一針、明日の九針」といいます。ちょっとした破れのときにつくろっておけば、あとで大修理をしなくてすむという意味です。
このように、事故や災害は起こってからではもう何をやっても手遅れです。起こさないための
準備が大事なのです。
我々人間は忘れやすく、自分勝手に考えることが多くあります。安全対策といっても実感がわかず、無関心になる人が多くいるのが現状です。これが一番こわいのです。危険なのです。
安全の準備とは、会社が諸々の安全対策などを行い、環境整備をすることでもありますが、一番重要なのは一人一人の心の準備です。
安全ということに誰もが関心をもち、注意を怠らないことです。「災害は忘れた頃にやってくる」といいますが、まさにその通りで、安全について無関心になったときに事故は生まれます。
また、生兵法は大怪我のもと….とよくいわれます。「生」は中途半端という意味で、中途半端な兵法は失敗して大怪我をするということわざです。
車の運転でいえば、免許取りたての頃は慎重に運転するが、ちょっと慣れてくると、無理な運転をするようになりがちです。こういう中途半端な慣れが一番事故を起こしやすい。何事も、初心の頃を忘れず基本にのっとった行動が安全をもたらします。作業姿勢は安全か、服装は安全か、動作は安全か、足場や道具は安全か、など毎日、それぞれの仕事に応じて安全チェックをすることが重要です。習慣づけることが大切です。
今年もこれから暑さきびしい作業環境がまちうけています。熱中症も含め安全はまず自らの心と体の準備が大切です。どうぞ皆様一日一日をご安全に。
以上でございます。ありがとうございました。
令和5年6月21日 代表取締役 小澤 邦比呂

乾杯の挨拶

講師の岡本 圭司 様

新入社員
イナガキ デ トレド ギレルメ君











