勤労感謝の日のメッセージ
2020/11/25

勤労感謝の日(支えあいで生きる精神を大切に)
もともとは、その年に収穫された新穀(新米)の
恵みに感謝する日です。
自分の生活はどこかで働いている多くの人の
おかげでなりたっています。
見ることのないどこかで支えてくれている
人たちにも感謝を忘れないことが大切です。
代表取締役 小澤邦比呂
勤労感謝の日はもともと新嘗祭という五穀豊穣を祝う収穫祭でした。神様に新穀(初穂)を奉納し、それを口にして収穫を祝っていました。
「勤労をたっとび、生産を祝い、国民たがいに感謝しあう」
という趣旨の下で、国民の祝日として定められました。
ふだんなかなか伝えられない感謝の気持ちを伝える日にしてはどうでしょうか。
今回社長から頂いた贈り物は、「赤米のおこわ」と「栗むし羊羹」です。
お赤飯ではなく赤米のおこわです。
お赤飯について調べてみると、その昔は小豆やささげを入れたご飯ではなく、赤米を蒸したものだったようです。赤米とは、縄文時代に初めて中国大陸から日本に伝わってきたお米(インディカ種)で、炊きあがるとちょうどお赤飯のような色をしています。日本では古くから赤い色には邪気を祓う力があると考えられており、加えてお米が高級な食べ物であったことから、神様に赤米を炊いて供える風習があったようです。
秋を代表する味覚「栗」むし羊羹といっしょに、秋の風景を思い浮かべながら、家族で頂きました。
■赤米の由来
お米の由来には諸説ありますが、縄文時代に中国から日本に伝わったとされています。
そのころの米はほとんどが有色米で「赤米」「黒米」「黄米」が主流でした。
赤米の稲は特に病気や虫に強かったと言われており、急速に広まっていきました。
また、厳しい気象条件にも強く、質の悪い土地などでも育つので新田開発にも使われていたと言われています。
明治頃になると突然変異で生まれた「白米」の生産が国を挙げて行われました。
それまで白米は高級米として扱われていて、上級階層の人たちしか食べる事ができないものでした。
赤米を水田から排除する動きが活発化し、ほとんどの農場で赤米の稲を見る事はなくなってしまったそうです。
平成に入り健康食ブームなどによって普段の食生活が見直されることが多くありました。
その中で「古代米」という日本の古代人が食べていた米に注目が集まりました。
「古代米」の一つ赤米に至っては、農林水産省によるプロジェクト研究「スーパーライス計画」により品種改良が進みました。
食べやすく、健康に良いということから全国各地で栽培がおこなわれるようになっています。


